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2024年4月27日


こんにちは、浅賀歯科医院・院長の勝です。 今回は虫歯に絶対なりたくない人に向けて、歯科医師が勧める最強の歯磨き粉をご紹介します。 歯磨き粉って種類が多くて悩みますよね。 今回は市販で販売されているほぼ全ての歯磨き粉を使った上で、歯科医師である僕がお勧めする虫歯に最強に効く歯磨き粉を説明していきます。 今回はまず市販の歯磨き粉と歯科医院専売の歯磨き粉の違いについて、そして僕のお勧めする最強の歯磨き粉について、最後に1番大切なその使い方についてお話しします。 では早速行ってみましょう。

【目次】 ●市販の歯磨き粉と歯科医院専売の歯磨き粉の違い ●虫歯になりたくない人へおすすめする最強の歯磨き粉 ●おすすめ歯磨き粉の特徴 ・①高濃度フッ素配合 ・②低発泡 ・③低香味 ・④低研磨 ●虫歯予防のために...歯磨き粉の正しい使い方 ●まとめ




市販の歯磨き粉と歯科医院専売の歯磨き粉の違い

市販の歯磨き粉と歯科医院で買う歯磨き粉はどう違うの?」 と疑問を持つ方も多いのではないのでしょうか。 確かに歯科医院で買う歯磨き粉は市販のものに比べると値段が高いため、どこかにメリットがないと皆さんも納得して使うことができないと思います。 歯科医院で売られている歯磨き粉が高い理由はたくさんあります。 まず、お口の病気のタイプには ・虫歯になりやすい人 ・歯周病になりやすい人 この2つがあります。 正確な診断はまず歯科医院へ行って聞いてみることをお勧めします。 今回は虫歯になりやすい人にむけたものを紹介していきます。

虫歯になりたくない人におすすめする最強の歯磨き粉

では、虫歯になりたくない人におすすめする最強の歯磨き粉を発表します。 それはライオンさんから出ている【チェックアップスタンダード】です。(写真1)
cavity-toothpaste1.png
写真1
これは歯科医院専売の歯磨き粉です。 この歯磨き粉は虫歯に絶対になりたくない人、なりやすい人、何度も虫歯になってしまっている人には最強です。

おすすめ歯磨き粉の特徴

おすすめ歯磨き粉・チェックアップスタンダードの特徴は4つあります。 ①高濃度フッ素配合低発泡低香味低研磨 ではそれぞれを説明します。

①高濃度フッ素配合

チェックアップスタンダードの特徴1つ目は「
高濃度フッ素配合」です。
チェックアップスタンダードにはフッ素が1450ppm含まれています。
これは歯磨き粉で使用できる最高レベルのものです。 当然フッ素は虫歯予防にとても重要なことを知らない人は少ないと思います。 この濃度が重要です。 WHOによると、1000ppmの歯磨き粉において、500ppm濃度が高くなるごとに6%の虫歯予防効果が高くなると言われています。 しかし、6歳以下のお子さんには絶対に使わないでください
過剰にフッ素を摂取してしまうことになります。

②低発泡

チェックアップスタンダードの特徴2つ目は「
低発泡」です。
市販の歯磨き粉は低発泡のものがほとんどありません。 むしろ非常に泡立つので磨いた気持ちになってしまいます。 また、歯ブラシの後のうがいは実は1回だけが推奨されています。
理由は歯磨き粉に含まれているフッ素をできるだけ多く口の中に残すためです。 たくさんうがいをしてしまうと、このフッ素がどんどんなくなってしまいます。 つまり、歯磨き粉の虫歯予防効果が少なくなってしまいます。 しかし、市販の歯磨き粉では高発泡のものが多く、1度うがいをしただけですと口の中に泡が残りすぎて不快なため、何度もうがいをしてしまいます。 チェックアップスタンダードは低発泡のため、1度のうがいでさっぱりし、お口の中にもフッ素が残るので、虫歯予防効果が高くなります。

③低香味

チェックアップスタンダードの特徴3つ目は「
低香味」です。 市販の歯磨き粉は磨いた気持ちになるようにするために、味が濃くなっています。 すごくスースーしたりするため、少しの歯ブラシでも磨いた気持ちになってしまいます。 これが良くありません。 多くの患者さんが私に 「1日3回しっかり磨いているよ」 とおっしゃっていますが、磨いている時間を聞くと 「うーん、1分くらいかな?」 など極端に短いことが多いです。 これは市販の歯磨き粉の爽快感が強く、磨いた気になってしまうことが原因です。 チェックアップスタンダードは低香味のため、適切な時間の歯磨きを行うことができます。 青は優しくスッキリしたミント味、緑は爽やかな柑橘系の味がします。(写真2) cavity-toothpaste2.png
写真2
最近緑が出ましたが、僕は緑が好きです。 是非両方試してみて、気に入った味を選択してください。

④低研磨

チェックアップスタンダードの特徴4つ目は「
低研磨」です。
市販の歯磨き粉はつぶつぶが入っていることが多いですよね。 これは研磨剤というものです。 これは歯の表面にぶつかることで歯の着色や汚れを落としてくれるというものですが、極端にいうと歯を傷つけている可能性があり、うがいが不十分だったりすると歯茎周辺に残ってしまい、そこに食べかすがついて、歯周病の原因となってしまうリスクがあります。
その点、チェックアップスタンダードは低研磨であるため、そういった歯を傷つけたり、歯周病のリスクが高くなるようなことはありません。

虫歯予防のために...歯磨き粉の正しい使い方

では最後に歯磨き粉の正しい使い方を確認していきましょう。 まずチェックアップスタンダードは
6歳以下のお子さんに使用してはいけません
使用量は歯ブラシのピセラP-20Mであればブラシいっぱいで大丈夫です。 2cm程度が適量です。 このチェックアップスタンダードは粘度が低いので、口に入れた瞬間に一気に広がっていきます。 そのため、フッ素が唾液で薄まることなく、歯全体に届き渡ります。 歯磨きをした後は1度のうがいににしましょう。
あまりぶくぶくしてしまうと、1度でもフッ素が流れてしまうので、軽く口に含んで吐くくらいにしましょう。

まとめ

今回は虫歯には絶対になりたくない人におすすめする最強の歯磨き粉についてお話ししました。 【チェックアップスタンダード】を使っておけば、間違いはないです。
高濃度フッ素配合低発泡低香味低研磨 この4つの特徴を理解し、正しい使い方をすれば虫歯のリスクは激減します。 是非皆さん使ってみてくださいね。


浅賀歯科医院は各専門医が在籍する、国内最大規模の歯科医院です。 僕もインプラント専門医、歯周病の認定医の資格を持っています。 何か心配な点などありましたら、Instagramダイレクトメールでご相談お待ちしております。
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2024年3月29日


こんにちは、浅賀歯科医院・院長の勝です。 今回は「虫歯になりやすい人が使うべき歯ブラシ」についてお話しします。 ・どんなに頑張って歯磨きをしても何度も虫歯になってしまう ・歯周病が再発してしまう そんな人はいませんか? それは歯ブラシが合っていないからかもしれません。 合っていない歯ブラシを使い続けていると、一生懸命磨いていても磨き残しが発生します。 ・虫歯に適した歯ブラシ ・歯周病に適した歯ブラシ この2種類に焦点を当てて紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

【目次】 ●病気別の歯ブラシの選び方 ・①虫歯になりやすい人が使うべき歯ブラシ ・②歯周病になりやすい人が使うべき歯ブラシ ●まとめ


病気別の歯ブラシの選び方

まず歯ブラシを選ぶ時に大変なのが種類の多さです。 ヘッドが大きいものや、硬さなど、何を基準にして選んだら良いのか分かりませんよね。 歯ブラシを決める時に重要なのは、自分の口の中がどういう病気になりやすいかです。 ここで言う病気は大きく分けて2つです。 ①虫歯歯周病 この2つのどちらになりやすいかによって使用していただく歯ブラシは異なります。 まずおすすめの歯ブラシは
GCの歯ブラシです。
GCの歯ブラシもたくさんの種類があるので、病気別に2つの歯ブラシに絞ってご紹介します。

①虫歯になりやすい人が使うべき歯ブラシ

虫歯になりやすい人に適切な歯ブラシは【
B-20M】です。(写真1)
cavity-toothbrush1.png
写真1
虫歯になりやすい人はこちらの歯ブラシを選んでおけば間違いありません。
毛先がラウンド毛となっていて、歯の表面の汚れを落とすのに特化しています。 また先端が尖っているので、一番奥の歯の磨きにくいところを磨くのに適しています。 今回は歯ブラシのヘッドが小さいものを選択しましたが、歯は一本一本丁寧に磨くのが重要なので、小さいものをお勧めしています。 虫歯になりやすい方、未成年や20代の方におすすめです。

②歯周病になりやすい人が使うべき歯ブラシ

歯周病になりやすい・すでになっている人に適切な歯ブラシは【
P-20M】です。(写真2)
cavity-toothbrush2.png
写真2

これは歯周病の予防や歯周治療中の方に最適です。 先端がテーパー毛となっているため、歯周病の原因となる歯と歯茎の間にある汚れをしっかり落とします。 またこちらも先端が尖っているので、磨きにくいところも清掃可能です。 こちらの歯ブラシは僕が一番お勧めする歯ブラシです。 歯周病になりやすい方、歯周病の治療中の方、30代以降の方におすすめです。

まとめ

今回は僕がお勧めするGCの歯ブラシを2つ紹介しました。
虫歯になりやすい人に適切な歯ブラシは【B-20M】、歯周病になりやすい・すでになっている人に適切な歯ブラシは【P-20M】です。
口に入れて磨いた瞬間に口当たりの良さに驚くと思います。 もう他の歯ブラシが硬すぎて使えないと思うほど心地の良いものです。 もし自分がどちらのタイプかわからない人はまず【P-20M】がおすすめです。
ただ、歯ブラシの種類だけでなく、歯医者さんで歯ブラシのやり方をしっかり教わることも重要です。 歯医者さんで自分は虫歯タイプなのか歯周病タイプなのか判断してもらって、正しい磨き方を教えてもらってください。


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2024年2月16日


んにちは
浅賀歯科医院・院長の勝です。 虫歯が再発するなど繰り返しできる、というお悩みをたくさん聞きます。 毎日一生懸命歯を磨いているし、歯医者さんのメンテナンスも3ヶ月に1回も受けているのに、なぜ虫歯は繰り返しできるのでしょうか。 今回は、予防歯科認定医の資格を持つ僕が、皆さんの虫歯のお悩みを解決します。 僕は今まで多くの患者さんを治療してきましたが、虫歯が繰り返し再発する人には共通点があります。 それらの共通点を踏まえて、虫歯が繰り返し再発する人に向けての最適な予防方法を4つお話しします。 では早速行ってみましょう。

【目次】 ●虫歯が繰り返しできる人の共通点 ・歯を磨く時にかける時間
・歯磨きに使う道具 ●虫歯を繰り返さないための予防方法 ・①歯磨きの適正な時間を取る ・②補助的清掃器具を使用する ・③歯ブラシ後はフッ化物洗口液で1度だけゆすぐ ・④歯医者で正しい歯の磨き方を聞く ●まとめ:虫歯が繰り返しできる人へ




虫歯が繰り返しできる人の共通点

虫歯が繰り返しできる人の共通点は「歯を磨いているが、正しくは磨けていない」ということです。 「私は1日3回も歯を磨いているし、歯医者さんも3ヶ月に1回も通っていて、メンテナンスも欠かさず行っているのにどうして虫歯ができるんですか?」 この疑問、おっしゃる通りです。 患者さんからしたら、こんなに虫歯予防を頑張っているのに信じられないというお気持ちでしょう。 僕も初めは不思議でした。 ですが、いくつかの質問で真相が明らかになりました。

歯を磨く時にかける時間



虫歯が繰り返しできる患者さんへの質問をすると、次のような答えをいただくことが多いです。 Dr.勝「1回の歯ブラシの時間はどれくらいですか?」 患者さん「15秒から30秒かな」 まずここで1つの認識の違いがあります。 歯を磨く時にかける時間は5分以上を推奨します。
歯には頬の面、噛む面、舌側の面、歯と歯の間というものがあります。 15秒から30秒では全ての歯の面を綺麗に磨くことは不可能です。 つまり1日3回歯を磨いているのは一見素晴らしいことに聞こえますが、実際はしっかり磨く時間を確保できていないということです。

歯磨きに使う道具



そして僕はもう一つ質問しました。 Dr.勝「歯磨きの時に道具は何を使っていますか?」 患者さん「歯ブラシを使っていますね」 Dr.勝「それ以外に何か使っていますか?」 患者さん「使っていないです...」 これがダメなんです。 しかし、患者さんが悪いわけではなく、事実を知らないだけです。 事実というのは歯磨きが上手でしっかり時間をかけて歯を磨いても、汚れの除去率は60%程度ということです。
汚れが残っていれば当然虫歯のリスクも上がります。 お口の中の汚れをより多く落とすためには補助的な清掃器具が必要不可欠です。
補助的清掃器具とは歯間ブラシやフロスのことです。 これを使うことで初めてお口の中の汚れをしっかり落とすことができます。 ・歯磨きは5分以上する ・歯ブラシだけでなく補助的清掃器具も使用する この2つの認識が虫歯予防では大切です。

虫歯を繰り返さないための予防方法

虫歯を治療しても再発して繰り返しできる人にむけての具体的な予防方法は4つあります。 ①歯磨きの適正な時間を取る補助的清掃器具を使用する歯ブラシ後はフッ化物洗口液で1度だけゆすぐ歯医者で正しい歯の磨き方を聞く ではそれぞれを詳しく解説します。

①歯磨きの適正な時間を取る

虫歯を繰り返さないための予防方法1つ目は「
歯磨きの適正な時間を取る」ことです。 どんなに速く動くことに自信があっても最低3分、できれば5分以上は必要です。 歯には多くの面があり、1つ1つ丁寧に磨くことが大切です。 虫歯になりやすい人には、歯ブラシはB-20M、歯磨き粉はチェックアップがおすすめです。(写真1) cavity-repeat1.png
写真1

②補助的清掃器具を使用する

虫歯を繰り返さない予防方法2つ目は「
補助的清掃器具を使用する」ことです。
歯ブラシのみで全ての汚れを落とすのは不可能です。 歯間ブラシ、もしくはフロスを使用しましょう。
この補助的清掃器具には患者さんのお口の中の状態によって向き不向きがあります。 正しくは歯医者さんに相談して、最適な器具を使用することをお勧めします。 僕はLIONさんのウルトラフロスを使用しています。(写真2)
cavity-repeat2.png
写真2
これはフロスに柄がついているので、とても操作がしやすいです。

③歯ブラシ後はフッ化物洗口液で1度だけゆすぐ

虫歯を繰り返さない予防方法3つ目は「
歯ブラシ後はフッ化物洗口液で1度だけゆすぐ」ことです。 歯ブラシの後にさっぱりするためにぶくぶくうがいを沢山していませんか? 歯ブラシの後にゆすぐのは軽く1回にしてください。
うがいで何度もしっかりゆすいでしまうと歯磨き粉に含まれている有効成分が流れてしまいます。 虫歯予防を狙うのであれば更にLIONさんのフッ化ナトリウム洗口液がおすすめです。(写真3) cavity-repeat3.png
写真3

④歯医者で正しい歯の磨き方を聞く

虫歯を繰り返さない予防方法4つ目は「歯医者で正しい歯の磨き方を聞く」ことです。
皆さんのお口の中は千差万別です。 歯並びの状態や歯茎の状態によって磨き方は変わります。 また、先ほどもお伝えしたように補助的清掃器具も異なります。 正しく歯を磨くためには自分にあった道具の使用、正しい磨き方の理解が必要不可欠です。
是非歯医者に治療のために行くのではなく、歯の磨き方を教わりに行ってください。

まとめ:虫歯が繰り返しできる人へ

今回は虫歯を治療しても再発するなど繰り返しできる人に向けて、虫歯にならないための予防方法をお話ししました。 歯磨きもしていて、歯医者にも通っているのに虫歯になる人は ・歯磨きの時間が十分でない ・補助的清掃器具を使用していない この2点に当てはまる人です。 虫歯を再発させないためには
歯磨きの適正な時間を取る補助的清掃器具を使用する歯ブラシ後はフッ化物洗口液で1度だけゆすぐ歯医者で正しい歯の磨き方を聞く この4つをしていただくことで、虫歯を予防することができます。 皆さん、虫歯にならないように必ず行うようにしましょう。


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2024年1月26日


んにちは
浅賀歯科医院・院長の勝です。 今回は「歯科治療の通院を途中でやめるリスク」をお話しします。 歯科医院に週1回通院するのは大変ですよね。 通院をしっかり続けている患者さんは本当に素晴らしいです。 しっかり通院さえしてくれれな僕たちは全力で治療をします。 しかし、中には自己判断で通院をやめてしまう方もいらっしゃいます。 ただ、どんな理由があろうと歯科治療を途中でやめるともっと悪くなってしまいます。 最悪の場合は死亡してしまいます。 今回は自己判断で歯科治療の通院をやめてしまった場合、どんなことが起きるのかを5パターン解説していきます。 では早速いってみましょう。

【目次】 ●歯科治療の通院を中断するリスク  ・①歯周病治療を中断した際  ・②根管治療を中断した際  ・③仮歯を入れてから中断した際  ・④歯を抜いたまま中断した際  ・⑤歯型を取ったまま放置した際 ●まとめ




歯科治療の通院を中断するリスク

歯科治療の通院を中断した場合のリスクを5つのパターンで解説していきます。 ①歯周病治療を中断した際根管治療を中断した際仮歯を入れてから中断した際歯を抜いたまま中断した際歯型を取ったまま放置した際 それぞれを解説していきます。

①歯周病の治療を中断した際

歯科治療
の通院を中断した場合のリスク1パターン目は「歯周病治療を中断した際」です。
歯周病治療は最も治療が大変な病気です。 治療も毎週、毎週とさらに長期間になることが多いです。 そのため途中で諦めてしまう人がいます。 ただ歯周病はSilent Diseaseといわれ、痛みもなく進行する病気です。
気づいた時にはもう歯がぐらぐらしていて、痛みがある時が多いですが、その時はもう抜歯しかないということが多いです。

②根管治療を中断した際

歯科治療
の通院を中断した場合のリスク2パターン目は「根管治療を中断した際」です。
虫歯が大きく、歯の神経を取り除く治療を行うと治療中のダメージは非常に大きくなります。 痛みがなくなったからと言って中断してしまうと、歯の内部は菌に対する抵抗が弱いため、細菌が増殖し、根っこの先に膿が溜まり、痛みや腫れが起こります。 治療を続けていれば残せた可能性のある歯も残せなくなってしまいます。(画像1)
dental-treatment-stop1.png
画像1

③仮歯を入れてから中断した際

歯科治療
の通院を中断した場合のリスク3パターン目は「仮歯を入れてから中断した際」です。
この時、患者さんが油断してしまって来なくなってしまうことが多いです。 仮歯はあくまで仮歯なんです。 虫歯や口臭の原因になり、噛み合わせも悪くなります。 仮歯の目的には、 ・一時的な見た目の改善 ・完成後の歯の形態の確認 ・噛み合わせの回復のため この3つがあります。 ですので、長期的な使用には耐えることができません。 時間が経つと次第にすり減るため、隙間から虫歯になったり噛み合わせが変化したりします。
治療を再開する時は虫歯の再発により治療をやり直し、土台の歯を削り直すこともあります。

④歯を抜いたまま中断した際

歯科治療
の通院を中断した場合のリスク4パターン目は「歯を抜いたまま中断した際」です。
歯を抜いたまま放置してしまうと、 ・歯が動くため噛み合わせが崩れる ・他の歯に負担がかかりヒビが入る ・清掃不良により虫歯や歯周病になりやすい このようなことが起こってしまいます。 最悪の場合は全体的に治療しなくてはいけなくなります。
歯を抜いた後放置するのはやめましょう。

⑤歯型を取ったまま放置した際

歯科治療
の通院を中断した場合のリスク5パターン目は「歯型を取ったまま放置した際」です。
歯が欠けたり、詰め物の作り直しになります。 歯型を取った後でもお口の中では歯が少しずつ移動することがあるため、型取りをした後は詰め物や被せ物が出来次第、速やかにセットする方が良いです。 仮蓋が外れてしまい放置すると、早い場合では2・3日で詰め物が入らなくなることもあります。 また、1〜3ヶ月くらい仮蓋や仮歯のまま過ごした場合も本歯のフィットが悪くなり、型取りをやり直さなければいけないこともあります。
虫歯の再発も起こるため、しっかり最後まで治療を終えましょう。

まとめ

歯科治療
の通院を中断した場合のリスクを
①歯周病治療を中断した際 ②根管治療を中断した際 ③仮歯を入れてから中断した際 ④歯を抜いたまま中断した際 ⑤歯型を取ったまま放置した際 これら5パターンで紹介しました。 自己判断で治療を中断してしまうと、歯の寿命を縮めるだけではなく、治療の費用や期間が余計にかかってしまいます
天然の歯の価値は1本あたり120万〜250万と言われています。 インプラントも入れ歯も自分の歯には勝てません。 当院では患者様の1人1人のご要望にあった治療計画をご相談させていただき、お口の健康を長く維持できるようなサポートを全力で行っていきます。 通院、頑張ってくださいね。


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2024年1月23日


んにちは
浅賀歯科医院・院長の勝です。
奥歯の被せ物について悩んでいませんか? 今回は「奥歯の被せ物は何がおすすめなの?」という疑問にお答えします。 被せ物の素材や、なぜおすすめするのかなど、素材別に詳しく説明していきますので、 これから奥歯の虫歯治療を進めていく方はぜひ参考にしてください。

【目次】 ●奥歯の被せ物のおすすめは? ●奥歯の被せ物にはジルコニアクラウンがおすすめ! ・①硬さ ・②熱膨張係数 ・③金属アレルギー ・④審美性 ●ジルコニアクラウンの作成過程 ●まとめ




奥歯の被せ物のおすすめは?

まず奥歯は写真1のように大きい形になっています。
back-teeth-cover1.png
写真1
そして奥歯は噛む力の負担がかなり大きくかかる部位となっています。 よって、奥歯の治療でおすすめする被せ物は
ジルコニアクラウンです。(写真2)

back-teeth-cover2.png

写真2

奥歯の被せ物はジルコニアクラウンがおすすめ!

ではなぜ奥歯の被せ物にジルコニアクラウンがおすすめなのかを説明します。 保険治療との比較も含めて説明していきます。 まず、大前提として歯の治療で大切なことは治療した歯が美しく、元の歯の状態のように回復し、再治療にならないことです。
結論から言うと保険治療で再治療の少ない結果を出すのは不可能です。 理由は、奥歯を保険治療にする場合、現在は基本的に「チタン冠」と呼ばれるチタンを使用した金属の被せ物を作ることになります。(写真3) back-teeth-cover3.png
写真3
金属とジルコニアの物性の比較をしていきましょう。 ①硬さ熱膨張係数金属アレルギー審美性 この4点で比較していきます。

①硬さ

金属とジルコニアの比較1点目「
硬さ」に関してです。
ジルコニアは二酸化ジルコニウムのことで人口のダイヤモンドと言われるくらい強度があり、奥歯の強い噛みしめにも十分耐える力があります。 従来のセラミックですと割れるリスクがありましたが、その割れるリスクはかなり減少しています。 一方でチタン冠は金属であるので当然硬く奥歯としての強度は十分であると言えます。

②熱膨張係数

金属とジルコニアの比較2点目「
熱膨張係数」に関してです。
お口の中はとても過酷な環境です。 熱い食べ物が入ってきたり冷たい飲み物やアイスが入ってきたりなど、温度変化がとても激しいです。 その激しい温度変化があると金属は膨張や収縮を繰り返します。 その時にできる歯と金属の隙間から虫歯ができやすいと言われています。 しかし、ジルコニアは温度による変化がほとんど歯と同じために約10倍隙間ができにくいと言われています。

③金属アレルギー

金属とジルコニアの比較3点目「
金属アレルギー」に関してです。
近年多いとされる歯科材料による金属アレルギーに対しても、当然金属ではないジルコニアクラウンは優れています。

④審美性

金属とジルコニアの比較4点目「
審美性」に関してです。
僕は重要視していませんが、患者さんにとってはかなり重要なものです。 チタン冠は金属のため、見た目は非常に悪いです。 ジルコニアクラウンは白く美しく、歯肉にも変色が起きません。 これを理由に奥歯の被せ物にジルコニアクラウンを選択する人も多いです。 4点全てを簡単にまとめたものがこちらです。(写真4) back-teeth-cover4.png
写真4

ジルコニアクラウンの作成過程

ここまでジルコニアクラウンとチタン冠の特性について解説してきました。 これに加えて、奥歯の被せ物にジルコニアクラウンを勧める大きな理由がもう1つあります。 それは、被せ物といわれる技工物を作成する過程です。 被せ物が歯に対する適合は技工物を制作する模型の精度に左右されます。 模型を作るためには型取りという工程が必要です。 皆さんも経験したことがありますよね。 自費治療では、型取りをする際にまず歯の形を正確に記録する必要があり、歯肉を避けるために二重に歯と歯茎の間に糸を入れていきます。 これによって型取りの材料が歯茎に邪魔されることなく行き渡ります。 そして超硬質石膏という保険のものよりも精度が高くなる材料で模型を作っていきます。 保険で制作した模型、自費材料によって作成した模型の比較が写真5です。
back-teeth-cover5.png
写真5
自費の物の方がより細かいところまで再現できるのが分かるかと思います。 これが最終的に作る物の精度に大きく影響します。 精度が良いということは歯と被せ物の間に隙間がなく、結果的に
再度虫歯などになるリスクが激減します。

まとめ

自費治療であるジルコニアクラウンは保険診療のチタン冠と比較して、熱膨張係数・金属アレルギー・審美性の点で優れています。 また模型の作成においても保険診療のものよりも優れており、
虫歯のリスクが激減します。
以上のことから僕は奥歯の被せ物にはジルコニアクラウンをおすすめしています。
歯一本の価値は100万円以上と言われています。 その大切な歯を守るために自費治療を選択することはとても重要です。 国に決められている保険治療での方法では精度の高い再発の少ない治療をすることは不可能です。 皆さんの歯を長く守るために是非参考にしてみてください。


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2024年1月16日


んにちは
浅賀歯科医院・院長の勝です。
今回は根管治療に回数がかかる理由3選をお話ししたいと思います。 これはよくインスタグラムのDMで 「根管治療は1回だけで終わるのでしょうか?」
「根管治療はなぜ何回もかかるの?」 という質問が来るので、今回記事にしました。 1回で終わると思っている方も結構いらっしゃるようなので、根管治療はなぜ何回もかかるのか、詳しく解説していきます。 【目次】 ●根管治療とは ・根管治療の成功率は100%じゃない? ●根管治療がうまくいかなかった場合 ・根管治療でも改善しない場合は? ●根管治療が1回だけで終わることのない理由
・①歯の部位によって根管の数が異なるから ・②根管の形態が複雑だから ・③症状を確認しながら治療するから ●まとめ




根管治療とは

まず歯の神経の治療を根管治療と言います。 根管治療は虫歯が神経まで到達している場合は抜髄という治療を行います。(画像1)
root-canal-treatment-times1.png
画像1

これは歯科医師が根管内を最初に触って治療を行うことになります。 これをイニシャルトリートメントと言います。 また、成功率は世界平均で90%程度と言われています。

根管治療の成功率は100%じゃない?

根管は形状が非常に複雑で、人によって異なるため治療が非常に難しく、歯科医師の技量によっても成功率は異なってきます。 また、細菌を殺菌するために消毒の薬を入れますが、歯の神経は根管内を無数の網目状に走っていて、その隅々に至るまで殺菌を完全に果たさなければなりません。(画像2)
root-canal-treatment-times2.png
画像2
虫歯が神経まで到達している時に行う抜髄は実は非常に難しい治療です。

根管治療がうまくいかなかった場合

先程の根管治療がうまくいかなかった場合、歯の根っこの先に根尖病変という病気ができます。(画像3)
root-canal-treatment-times3.png
画像3
これが進行すると歯茎にニキビのようなものができたり、潰れたりを繰り返すことがあります。 重度になると歯茎がパンパンに腫れてしまうことがあります。 一度根管治療が行われている歯に対し、再度根管治療を行うことを
感染根管治療と言います。
これは一度歯科医師が根管内を治療した後に歯に治療を行うため、治療の難易度は更に上がります。 一度根の治療をしたにも関わらず再発したわけですから、歯髄内の神経はこの治療後に根っこの先に感染したらもう後がない状態です。

根管治療でも改善しない場合は?

感染根管治療でも無理な場合は
抜歯となります。
今回説明した抜髄も感染根管治療も重要なことは、根管内の細菌を限りなく0に近づけることが非常に重要になります。
この大前提を理解した上で根管治療の回数がかかる理由を解説していきます。

根管治療はなぜ何回もかかるの?

根管治療はなぜ何回もかかるのか、その理由は3つあります。 ①
歯の部位によって根管の数が異なるから
根管の形態が複雑だから
症状を確認しながら治療するから
では、それぞれ説明していきます。

①歯の部位によって根管の数が異なるから

根管治療が1回だけで終わることのない理由1つ目は「
歯の部位によって根管の数が異なるから」です。 根管とは歯の神経が通っている通り道のことを指します。(画像4) root-canal-treatment-times4.png
画像4
その根管は歯の部位によって数が異なります。 前歯であれば1根管から2根管、中間の歯であれば2根管、奥歯は3根管から4根管あると言われています。 当然、奥歯で根管数が多い場合は治療の回数・時間がかかることになります。

②根管の形態が複雑だから

根管治療が1回だけで終わることのない理由2つ目は「
根管の形態が複雑だから」です。 根管治療は神経の治療です。 神経は木の幹、枝のように分かれていてとても複雑な形態をしています。 これらの根管内をできるだけ正確に洗浄・消毒・治療していくためには根管治療の回数がかかります。

③症状を確認しながら治療するから

根管治療が1回だけで終わることのない理由3つ目は「
症状を確認しながら治療するから」です。 根管治療は神経に触れる治療のため、麻酔が切れると痛みがでることが多いです。 最終的に被せ物を被せるまでにしばらく症状が出ないか確認するために時間を置きます。 治療の合間合間でそういった工程があるので根管治療は回数・時間がかかります。

まとめ

今回は根管治療はなぜ何回もかかるのか、その理由を3つお話ししました。
歯の部位によって根管の数が異なるから
根管の形態が複雑だから
症状を確認しながら治療するから この3つ以外にも理由はありますが、今回は抜粋して紹介しました。 根管治療が1回だけで終わると思っていた方も、根幹治療が何回もかかる理由がよく分かったと思います。

ただ、それでも根管治療に2ヶ月近くかかるのはおかしいこともあります。 不安があればセカンドオピニオンを求めたりして、良い根管治療を受けるようにしてください。


浅賀歯科医院は各専門医が在籍する、国内最大規模の歯科医院です。 僕もインプラント専門医、歯周病の認定医の資格を持っています。 何か心配な点などありましたら、Instagramダイレクトメールでご相談お待ちしております。
ではまた次の記事でお会いしましょう! さよなら。


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2024年1月12日


んにちは
浅賀歯科医院・院長の勝です。
今回は、虫歯は歯医者に行かないと治らないのか、また虫歯予防の3つのポイントについてお話しします。 自分は周りよりも虫歯になりやすい気がする、そんな人が虫歯になりにくくするためにどういった行動をしたら良いかわかりやすくまとめました。 是非最後までご覧ください。 では、虫歯は歯医者に行かないと治らないのかどうかと、虫歯予防について解説します。
【目次】 ●虫歯は歯医者に行かないと治らない? ●虫歯の仕組み ●虫歯の予防法 ・①糖分の摂取回数を控える ・②虫歯菌を減らす ・③フッ化物の応用 ●まとめ




虫歯は歯医者に行かないと治らない?

虫歯は初期の段階であれば治ることはありますが、他の病気とは異なり、人間の体が持っている自然に治す力で治ることはありません
従って、虫歯は歯医者に行かないと治りません。
虫歯になってしまうとその部分を削り、何かを詰めることによって治療します。 失った歯は二度と再生することはありません。 ですから虫歯にならないように予防することが大切です。

虫歯の仕組み

虫歯の仕組みを簡単に説明します。 お口の中に住んでいる虫歯菌などが糖分を養分にして、プラークというねばねばした物質を作ります。 プラークにはたくさんの細菌が住み着いています。 わずか1gの1000分の1の中に1億個以上の細菌が生息しています。 このたくさんいる菌の中に、虫歯菌や歯周病の原因となる菌がたくさんいます。 飲食をすると、その直後から虫歯菌が糖分により酸を作り出してプラーク中が酸性になります。 この時、歯の表面を溶かしてカルシウムやリンが奪われます。 この反応を
脱灰と言います。
しばらくすると、唾液の働きにより酸が中和されてカルシウムやリンが歯の表面に戻ってきます。 これを石灰化と言います。
cavity-natural-healing.png
画像1

出典元:イラストAC
飲食の度に、脱灰と再石灰化が繰り返され、脱灰が優勢となると再石灰化が追いつかなくなり虫歯へと進行します

虫歯の予防法

虫歯を予防するには3つポイントがあります。 ①
糖分の摂取回数を控える
虫歯菌を減らす
フッ化物の応用
それぞれお話ししていきたいと思います。

①糖分の摂取回数を控える

虫歯を予防するポイント1つ目は「
糖分の摂取回数を控える」ことです。 糖分を上手にコントロールすることで虫歯菌の養分となるものを少なくし、菌の繁殖を抑えることができます。 糖分の含まれる食べ物や飲み物を摂取する回数が少なければ、より虫歯になりにくくなります。 特に注意したいのは三度の食事以外に摂る間食の回数です。 間食は1日に1度まで、甘い飲み物はできる限り飲まないようにしましょう。 微糖・無糖のコーヒーにも糖分は含まれている為、コーヒーをよく飲む人は注意しましょう。

②虫歯菌を減らす

虫歯を予防するポイント2つ目は「
虫歯菌を減らす」ことです。 虫歯菌を減らすためにはブラッシングが最も重要です。
正しいブラッシングによって虫歯菌の住処となるプラークを取り除きます。 食べ物の食べかすがついたまま数時間経つと、歯の表面では虫歯菌が大量に繁殖します。 特に寝ている間は唾液の流れが弱いので、歯のエナメル質から溶け出したカルシウムやリンが補われず、危険な状態が長く続くことになります。 そこで歯磨きをするタイミングは食後・寝る前が良いと思います。 理想は朝昼夜の1日3回ですが、お忙しく時間がない人は1日1回、入念に歯磨きをする時間を取るようにしてください。 3回行っている人でも、3回とも適当に行ってしまうと歯を磨いている意味がなくなってしまいます。 歯ブラシがしっかり歯に当たっていることを確認しながら磨くことをお勧めします。

③フッ化物の応用

虫歯を予防するポイント3つ目は「
フッ化物の応用」です。 皆さん聞いたことはあると思いますが、フッ素のことです。 フッ素は歯の表面から取り込まれて、歯の結晶の一部になります。 フッ化物を含んだ歯は普通の歯よりも丈夫になります。 虫歯菌を出す酸に対してもより強くなり、虫歯になるのを防ぎます。 また、歯のエナメル質の周りにフッ化物があると、一度脱灰した部分の再石灰化を促進し、エナメル質の補修がしやすくなります。 最近の研究では、この再石灰化の促進力の方が虫歯予防の効果が高いと言われています。 歯医者さんで定期的に高濃度のフッ素を塗ってもらうようにしましょう。 また、フッ化物濃度の高い歯科医院で売っている歯磨き粉をお勧めします。
僕はチェックアップを使用しています。 興味がある方は調べてみてください。

まとめ

今回は虫歯は歯医者に行かないと治らないのかと、
虫歯の仕組み・虫歯予防のポイントを3つお話ししました。

歯は脱灰と再石灰化を繰り返しています。 このバランスが崩れて脱灰の時間が長くなってしまうと虫歯になります。 虫歯を予防するには3つのポイントがあります。 糖分の摂取回数を控える
虫歯菌を減らす
フッ化物の応用 皆さん、この3つのポイントに気をつけて虫歯の予防をしてくださいね。


浅賀歯科医院は各専門医が在籍する、国内最大規模の歯科医院です。
僕もインプラント専門医、歯周病の認定医の資格を持っています。 何か心配な点などありましたら、Instagramダイレクトメールでご相談お待ちしております。
ではまた次の記事でお会いしましょう! さよなら。


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2024年1月 9日


んにちは
浅賀歯科医院・院長の勝です。

今回はどうしても抜歯しなくてはいけなくなってしまった人には必見の内容となっています。 まず、抜歯後の治療としてはソケットプリザベーションという治療がありますが、ソケットプリザベーションとはどんな治療なのでしょうか。 抜歯することになってしまった方は知っておきたい内容ですよね。 では、ソケットプリザベーションとは一体どんな治療なのか、インプラント治療との関係も併せて解説します。
【目次】 ●抜歯後の選択肢 ・①何もしない ・②インプラント ●ソケットプリザベーションとは ●まとめ




抜歯後の選択肢

まず抜歯後にどういった選択肢があると思いますか? 今回は画像1の赤丸部分の抜歯をしたとしましょう。
socket-preservation1.png
画像1
この部位は子供の歯から大人の歯に生え変わるのが最初なため、口の中に存在する時間が他の大人の歯に比べて長いです。 そのため、この歯を失うことが最も多いと言われています。 この歯を失った後の選択肢は4つあります。 ①何もしないインプラントブリッジ入れ歯

①何もしない

抜歯後の選択肢1つ目は「
何もしない」です。
ですがこれは最悪です。 まず、噛む相手がいなくなる歯があるので、一本失っただけで噛めないもう一本の歯を失ったようなものです。 また他の歯がこの隙間に対して移動してきてしまうので、この先「咬合崩壊」という歯をどんどん失う一歩目となってしまいます。 絶対に放置するのはやめましょう。

②インプラント

抜歯後の選択肢2つ目は「
インプラント」です。
他に ③ブリッジ ④入れ歯 もありますが、僕のおすすめはインプラントです。 インプラントを勧める理由はまた別の記事でお話ししようと思います。 また、どの治療を行うにしてもお勧めしている治療プランがあり、それはソケットプリザベーションです。

ソケットプリザベーションとは

ソケットプリザベーションとは、抜歯後に生じる穴ぼこを人口の骨によって埋めて、抜いた穴を綺麗に治してくれる治療法です。
これを抜歯した際に行うことで抜いた後にできる歯茎の凹みをなくしてくれます。 socket-preservation2.png その結果、インプラント治療をより安全に行うことができます。
実は多いのが、最初にブリッジや入れ歯を選択していて、やはり不便だからインプラントにしたいという方がたくさんいらっしゃいます。 そういった方がそのソケットプリザベーションを行っていると、数年後も安全にインプラント治療を行うことができます。 逆にソケットプリザベーションを行っていないと、骨の吸収が大きくインプラント治療をする際に、大掛かりな骨を増やす手術が必要となってしまうことが多いです。 抜歯しなくてはいけなくなってしまった人は是非このソケットプリザベーションを覚えてくださいね。

まとめ

今回は抜歯後の治療と、ソケットプリザベーションについて解説しました。 ソケットプリザベーションとは、
抜歯後に生じる穴ぼこを人口の骨によって埋めて、抜いた穴を綺麗に治してくれる治療法であり、抜歯後にソケットプリザベーションをすることでインプラント治療を安全に行うことができます。 どうしても抜歯しないといけない人はこのソケットプリザベーションを覚えておいてくださいね。 抜歯後は絶対に放置せずに治療するようにしましょう。


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2024年1月 5日


んにちは
浅賀歯科医院・院長の勝です。
今回は歯を失って放置すると訪れる不幸な未来3選についてお話ししたいと思います。 ・歯を失ってしまった人 ・抜かなくてはいけなくなってしまった人 放置は危険ですよ!という内容です。 歯が抜けたまま放置することのリスクを知っていますか? また、「一本失ったくらいで、噛めるし全く問題ありません」と思っている方もいますよね? それは危険な考えです。 その失った一本目の歯が今後どんどん歯を失っていく原因になります。 ここでその失った歯を放置するかしないかで今後の人生が大きく変わります。 歯を失ったらどうすれば良いのかもお話ししますので、最後までご覧ください。 では、歯がなくなるとどうなるのか、放置すると訪れる不幸な未来3選を紹介していきます。
【目次】 ●歯が抜けたまま放置するとどうなる? ・①前後・噛み合う歯の移動が起こる ・②他の歯に負担がかかる ・③骨が失われる ●歯を失ったときの治療
●まとめ


歯が抜けたまま放置するとどうなる?

歯が抜けたまま放置することのリスクは3つあります。 ①前後・噛み合う歯の移動が起こる他の歯に負担がかかる骨が失われる ではそれぞれを説明していきます。

①前後・噛み合う歯の移動が起こる

歯が抜けたまま放置することのリスク1つ目は「
前後・噛み合う歯の移動が起こる」ということです。
歯がないまま放置していると、前後の歯がその空いたスペースに移動してきてしまいます。
また移動したことにより隙間ができて汚れが溜まりやすくなってしまい、結果として「歯周病・虫歯」のリスクが上がってしまいます。 そしてさらに歯を失ってしまうことに繋がります。

②他の歯に負担がかかる

歯が
抜けたまま放置することのリスク2つ目は「他の歯に負担がかかる」ということです。
他の歯に負担がかかってしまうことで、残った他の歯の寿命が短くなってしまいます。 歯が一本ないということは他の歯と噛んでいないということです。 つまり、お口の中全体でいうと一本歯を失うということは噛み合う歯が機能していないので二本ないのと同じということです。 この二本の歯にかかるはずだった力はどこに行くのかというと、残された歯に行きます。 本来全ての歯で分散しておくはずだった力が足りない分、負担がかかってしまい残された歯の寿命は短くなってしまいます。

③骨が失われる

歯が
抜けたまま放置することのリスク3つ目は「骨が失われる」ということです。
実は歯を失うと歯を支えていた骨がどんどんなくなってしまいます。 最初は歯が埋まっていたくらいの幅の骨があったのに、時間が経つとどんどん薄くなります。 これは論文などでも発表されています。 この骨の吸収が厄介です。

歯が抜けた時の治療

歯が
抜けたまま放置することのリスクを3つ紹介しましたが、歯が抜けたまま放置するととても大変な結果になってしまうということはご理解いただけたと思います。
要は一本の歯を失うことでドミノ倒しのようにどんどん歯を失ってしまう人がいます。 そうならないように大切なことをお話しします。 一本の大切な歯を失ってしまった時にはインプラント治療を選択してください。

teeth-lost1.png
画像1
出典元:歯科素材.com

インプラントは歯を失った時に両隣の歯を傷つけることなく、また反対の歯と以前と同じように噛めるので歯をどんどん失っていくようなドミノ倒しに移行しなくなります。
僕は「もっと早くインプラントを選択しておけばよかった」という人をたくさん見てきました。 ただ、先ほど歯を失って放置すると訪れる不幸な未来3つ目でお話ししたように、インプラントは骨がないとできません。 骨がどんどん薄くなってしまうと複雑な手術に移行する可能性があります。 そのために、放置せずに歯を失う結果が分かったらすぐにインプラントを選択することをお勧めしています。

まとめ

皆さんいかがでしたか? 歯が抜けたまま放置することで
前後・噛み合う歯の移動が起こる他の歯に負担がかかる骨が失われる このようなリスクがあります。 歯が抜けたまま放置するとどうなるのかよく分かったと思います。
歯が抜けたまま放置することは本当に危険なことですので、歯医者に行きインプラント治療をするようにしましょう。

浅賀歯科医院は各専門医が在籍する、国内最大規模の歯科医院です。
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2024年1月 3日


んにちは
浅賀歯科医院・院長の勝です。 今回は「虫歯が多いとお悩みのあなたへ!原因や予防法について解説!」というテーマでお話していきます。 ・昔から以上に虫歯が多い ・何度も治療を繰り返して悩んでいる ・虫歯になりやすく不安
・虫歯の原因を知りたい ・虫歯の予防法を知りたい このような方には必見の内容となっています。 ぜひ最後までご覧ください。 では、虫歯が多いと悩みを抱えている方に向けて、虫歯の原因や予防法について解説していきます。
【目次】
●虫歯が多い原因 ・①細菌 ・②食べ物 ・③唾液 ●虫歯の予防方法 ・①歯をしっかり磨く ・②歯間ブラシ・デンタルフロスを使用する ・③矯正治療をする ●歯医者さんの選び方 ●まとめ


虫歯が多い原因

まず虫歯が多い原因は大きく3つあります。 ①細菌食べ物唾液 それぞれを説明します。

①細菌

虫歯が多い原因の1つ目は「
細菌」です。
虫歯はミュータンス菌という細菌が出す酸によってできます。 お口の中にミュータンス菌が多く存在している人は虫歯ができやすいです。 また、ミュータンス菌は歯の表面にあるプラーク中に大量に存在しています。 これは歯磨きをすることで落ちます。 当然、歯を磨かないと虫歯になりやすいです。

②食べ物

虫歯が多い原因の2つ目は「
食べ物」です。 先程紹介したミュータンス菌は甘いものが大好きです。 甘いものを代謝して乳酸という歯を溶かす酸を作ります。 これによって歯が溶けてしまうので、甘いものが大好きな人は要注意です。

③唾液

虫歯が多い原因の3つ目は「
唾液」です。 唾液には自浄作用と言って洗浄する能力があります。 唾液の分泌の少ない人、歯が弱い人はミュータンス菌が作ったさんに対する抵抗が弱いため、虫歯になりやすいです。

虫歯の予防方法

虫歯になりやすくて不安という方もご安心ください。
虫歯を予防するには3つの方法があります。 ①歯をしっかり磨く
唾歯間ブラシ・デンタルフロスを使用する
矯正治療をする
それぞれを説明します。

①歯をしっかり磨く

虫歯を予防する方法1つ目は当然ですが「
歯をしっかり磨く」ことです。
食事をすると歯の表面や歯と歯の間に食べかすが残ってしまいます。 食べかすが歯の表面に長く滞在すればするほど、虫歯のリスクは上がってしまいます。 1日3回、しっかり歯を磨く習慣をつけるだけで虫歯になりにくくなります。

②歯間ブラシ・デンタルフロスを使用する

虫歯を予防する方法2つ目は「
唾歯間ブラシ・デンタルフロスを使用する」ことです。
1日3回歯磨きをしているのに虫歯になってしまう方もいますよね。 そんな人が虫歯になりやすい原因は「歯を磨いていてもしっかり磨けていないから」もしくは「歯間ブラシ、デンタルフロスを使用していないから」です。 歯を磨いているのと磨けているのでは全く違います。 正しい歯の磨き方は是非歯医者さんで聞いてみてください。 正しく磨けるようになるのがとても大切です。 それに加えて重要なのは歯間ブラシ・デンタルフロスを使用することです。 歯ブラシのみではお口の中の汚れの約60%しか落ちないと言われています。 歯ブラシとセットで歯間ブラシかデンタルフロスを使用することをお勧めします。 これだけで虫歯のリスクがぐんと下がります。

③矯正治療をする

虫歯を予防する方法3つ目は「
矯正治療をする」ことです。(画像1)
cavity-cause1.png
画像1
引用元:illustAC

僕も今、インビザラインというマウスピース矯正をしています。 歯並びが悪いだけで歯磨きの難易度がぐんと上がります。 つまり、汚れを落とし切るのが難しく、虫歯になりやすいということです。 歯並びの悪い人は見た目のためもありますが、虫歯予防のために矯正治療をすることをお勧めします。

歯医者さんの選び方

すでに多くの虫歯がある人、歯医者さんで手に負えないと言われてしまった人、そんな人にお伝えしたいことがあります。 どんなに悪い状態であっても手遅れなんてことはありません。 今すぐ歯科治療を始めることでより良い状態に治すことができます。 ただ、虫歯がたくさんあると治療が難しいのは事実です。 だからといって放置すると、より多くの治療費・長い治療期間がかかってしまいます。 歯医者さんを選ぶ際には必ず「
いくつかの治療計画を立ててくれるところ」に行ってください。
虫歯がたくさんあると先ほども話したように治療の難易度が上がり、患者さんの求めるもの、治療費、治療期間によって治療パターンは何通りも存在します。 噛み合わせ・見た目なども考慮して患者さんのためにしっかりカウンセリングを行ってくれる、そんな歯医者さんに行きましょう。 難しい治療には口腔内写真やレントゲン写真などの多くの資料が必要です。(画像2) cavity-cause2.png
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また、それをまとめて治療計画について熟考する時間が必要です。 僕もそういった患者さんには1回目は資料取りをさせてもらっています。 その後、1週間程度いただいて問題点、治療計画をいくつか考えてカウンセリングの時間をいただいています。 それは最初にぱっと見て治療計画を瞬時に思いつくなど不可能だからです。 あなたのために多くの時間を使ってくれて、考えてくれて、それぞれの
治療計画のメリット・デメリットをしっかり説明してくれる歯医者さんに行ってください。

まとめ

今回は虫歯が多いと悩み・不安を抱えている方に向けて、虫歯になりやすい原因や予防法、歯医者さんの選び方について解説していきました。 虫歯が多い原因は
細菌食べ物唾液 この3つでした。 虫歯を予防する方法には 歯をしっかり磨く
唾歯間ブラシ・デンタルフロスを使用する
矯正治療をする
この3つでした。 皆さん、虫歯ができないように歯磨きを丁寧にして、矯正治療も検討してみてくださいね。 また、治療する時にはしっかりとあなたのことを考えてくれる歯医者さんへ行きましょう。

浅賀歯科医院は各専門医が在籍する、国内最大規模の歯科医院です。 僕もインプラント専門医、歯周病の認定医の資格を持っています。 何か心配な点などありましたら、Instagramダイレクトメールでご相談お待ちしております。
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理事長 浅賀 寛

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