口臭が治らないのはなぜなのか?原因と対策を徹底解説!
こんにちは。
浅賀歯科医院・院長の勝です。
オーラルケアに関する女性の意識調査でどの年代でもダントツに悩まれていたのが口臭です。
なぜ治らないのかと悩まれている方が多いかと思います。
また、お子さんの口臭に悩んでいるお母さんの声も聞きます。
今回は口臭で悩む全ての人が一瞬で悩みを解決できるよう、口臭が治らないのはなぜなのかわかりやすく解説記事を作成しました。
ではさっそくいってみましょう。
【目次】
●口臭とは
●口臭の原因
・①口の中
・②体の中
●口臭が治らない人の改善方法
・①歯周病
・②舌苔
●子供の口臭の改善方法
●まとめ
口臭とは
まず口臭とは誰でも気になる口の中の嫌な匂いです。 口臭は特別な人だからあるのではなく、全ての人に存在するものです。 ただ、口臭は人によって強かったり弱かったりもします。 なぜかと言うと、口の中には細菌が住んでいるからです。この口臭は時間帯によって変化します。
一番臭いのは起床時です。(写真1)
また、歯磨きをすることで口臭は少なくなっていきます。
口臭が強くないのに口臭を気にしすぎる人がいますが、一方で口臭の治療と検査を行う口臭外来を受診する人の約半数以上に口臭があります。
口と鼻は繋がっているため鼻は常に臭いに晒されています。
そのため慣れが生じてしまい、実際に口臭があるのに自分では気づかない場合もあります。
口臭が気になる人は歯科医に相談することをお勧めします。
口臭の原因
口臭の原因は大きく分けて2つあります。 ①口の中②体の中
ではそれぞれを解説します。
①口の中
口臭の原因1つ目は「口の中」です。舌苔という舌の汚れや歯の汚れ・虫歯・歯周病などが考えられます。
舌苔とは舌の表面に溜まった細菌のかたまりのことで、なかなか取れません。
口臭の原因のほとんどが舌苔です。
舌の表面は舌乳頭という凸凹の組織で覆われており、ここに口や舌の表面から剥がれた古い細胞や汚れが溜まるとそれを栄養源とする細菌がどんどん増殖します。
②体の中
口臭の原因2つ目は「体の中」です。消化不良や肝機能低下・糖尿病などが考えられます。
消化不良の場合は食べ物や胃や腸で停滞し、異常発酵することで腐ったような口臭が発生するのが特徴です。
肝機能低下では毒素が分解できないためアンモニア臭が発生します。
糖尿病ではアセトン臭が発生します。
体に原因がある場合は歯科医ではなく内科医に相談することをお勧めします。
口臭が治らない人の改善方法
口臭が治らない人の改善にはまず口臭の原因を特定することが大切です。 ①歯周病②舌苔
この二つの原因別に改善方法を解説します。
①歯周病
口臭が治らない原因が歯周病である場合、歯科医院で治療しながら歯磨きをしっかりしてください。 歯ブラシではお口の中の汚れは60%程度しか落とせないので、歯間ブラシやデンタルフロスなども使用してください。②舌苔
口臭が治らない原因が舌苔である場合は、毎日絶対に除去するようにしましょう。 舌苔は積み重なってしまうと落とすのが非常に難しくなってしまいます。 僕は起床時と毎食後に舌ブラシを使用しています。(写真2)写真2
引用元:Ciメディカル
忙しく、時間のない方は一番舌苔が溜まっている起床時に使用することをお勧めします。
子供の口臭の改善方法
よくお子さんの口臭が気になるとお母さんからよく相談を受けます。 口腔内の唾液が少ないと、細菌を洗い流すことができないため口臭が強くなります。 そういったお子さんは食べ物を丸呑みしてしまい、唾液の分泌が少なかったり、口を開けたまま寝てしまい、口の中が乾燥することが原因となっています。 食事の際はよく噛むようにしましょう。また、耳の下や顎あたりを優しく撫でてあげたり、マッサージをしてあげると唾液が分泌されます。
ガムを噛んだりするのも良いと思います。
まとめ
口臭は全ての人に存在し、細菌が関係しているとお話ししました。細菌が多い起床時に口臭が強くなり、歯磨きをし細菌数を減らすと口臭は弱くなります。
口臭の原因は二つあり、
①口の中
②体の中
でした。
なぜ治らないのか悩まれている方は原因を特定し、体の中に原因がある場合は内科医に相談するようにしてください。
口の中は舌苔や舌の上についている汚れやプラークが原因で口臭が発生します。
お子さんが食べ物を丸呑みしていれば注意してください。
起床時・毎食後の歯ブラシ・舌磨きで今後口臭に悩まされることはなくなると思います。
是非明日から実践してみてください。浅賀歯科医院は各専門医が在籍する、国内最大規模の歯科医院です。
僕もインプラント専門医、歯周病の認定医の資格を持っています。
何か心配な点などありましたら、Instagramのダイレクトメールでご相談お待ちしております。
ではまた次の記事でお会いしましょう!
さよなら。