歯医者が保険適用外治療を勧めるのはなぜ?自費診療で金儲けが目的?
こんにちは。
浅賀歯科医院・院長の勝です。
皆さんは歯医者で保険適用外の自費診療を勧める場合があるのがなぜなのかご存知でしょうか。
なるべく保険適用外の自費診療ではなく、費用を抑えた保険治療で治療を受けたいと思う方も多いと思います。
そんな中、保険適用外の自費診療を勧める歯医者は金儲け目的ではないかと疑問に思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はなぜ歯医者で保険適用外の自費診療を勧める場合があるのか、保険治療との違いについて説明します。
早速いってみましょう。
【目次】
●なぜ保険適用外の自費診療を勧めるのか
●自費診療は金儲けなのか
●健康保険制度について
・保険治療は限界だらけの治療
●まとめ
なぜ保険適用外の自費診療を勧めるのか
歯医者がなぜ保険適用外の自費診療を勧めるのかというと、結論としては保険治療では治療レベルに限界があるからになります。 歯医者の治療には、 ・保険適用内の保険治療 ・保険適用外の自費治療 とがあります。 保険適用内でできる治療には限りがあります。 ですが、保険適用外の自費診療だとその分できる治療の範囲も広がるということになります。自費診療は金儲けなのか
歯医者が自費診療を勧める場合は金儲け目的なのかというと、そうではないというのが真実になります。
インターネット上で歯医者さんが最も言われるのが
「自費治療を勧める歯医者は金儲けのことしか考えていない」
これです。
本当に良く書かれています。
僕のYouTubeのコメントにもあったりします。
これは声を大にして言いたいです。
「そんなわけない!!!」
保険治療=当たり前、ラッキーという考え方はやめた方が良いと思います。
結構強めに言ってしまっていますが、これは事実です。
まず結論からお話ししますが、僕が歯科関係者、スタッフ、友人に治療する時、皆さんは必ず自費診療を選択しています。
そういうことなんです。
正しい知識を持っていれば、歯科治療の自費治療の選択は必然とも言えます。
しかし、まず最初にお伝えしておきますが、僕は保険治療自体を否定しているわけではありません。
必要最低限の治療を受けられるという点では優れた制度であり、僕の歯科医院でも日々行われています。
重要なことは必要な場面では自費治療を選択していただきたいということです。
初期の歯周病や小さい虫歯の治療、親知らずの抜歯などは保険治療でも十分可能です。
僕も患者さんに保険治療を説明して選択してもらっています。
健康保険制度について
健康保険制度は昔からほとんど変化がなく、世界の標準から学術的にも技術的にも大きく遅れています。 保険治療は約2年間で同じ部位の治療が認められています。 つまり、2年くらいしか持たないからまた治療が必要になれば、 「保険を使ってやり直してください」 と国が言っているようなものです。 【もちの良さ】【見た目】【噛み合わせ】などを考慮した最善の歯科治療に必要な条件を保険適用で認められている材料や治療方法で満たすことは、ほぼ不可能です。保険治療は限界だらけの治療
保険治療では歯周病を治す際に根本的な原因となる噛み合わせや歯並びの治療は全く含まれていません。 また、虫歯の治療の際にも再発しないための被せ物の精度や、見た目の美しさのレベルがとても低いです。 こういうところから保険治療は再発率が高いと言われています。
皆さん、【この前治療したはずの歯周病の再発】【銀歯の下にまた虫歯】、こういった経験をしたことはありませんか?
保険治療は限界だらけの治療であることが多いです。
自費診療は一見高く見えますが、実はコストパフォーマンスが高く、体に優しく長持ちする分、10年後・20年後の収支は保険治療よりも良いです。
まとめ
今回は歯科治療でなぜ歯医者が保険適用外の自費診療を勧める場合があるのかについてお話ししました。 それは保険治療では「治療レベルに限界がある」からです。大切なことはしっかり知識を持って選択することです。
なんでもかんでもすぐに保険治療を選択するのではなく、歯医者に保険適用外の自費診療のことも聞きましょう。
聞くのにお金はかかりません。
僕たちがすることは患者さんに選択肢を与えるところまでです。
選択するのは患者さんです。
逆になぜ保険適用外の自費診療を勧めるのかについての説明責任をしっかり果たしていない歯医者の方が僕は悪だと思っています。
より良い医療がそこに存在するのであれば、それを伝えるのが歯医者の責任です。
皆さんも自費治療と保険治療の違いをよく理解してから治療内容を選択するようにしてください。
浅賀歯科医院は各専門医が在籍する、国内最大規模の歯科医院です。
ではまた次の記事でお会いしましょう!
さよなら。