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2024年2月16日


んにちは
浅賀歯科医院・院長の勝です。 虫歯が再発するなど繰り返しできる、というお悩みをたくさん聞きます。 毎日一生懸命歯を磨いているし、歯医者さんのメンテナンスも3ヶ月に1回も受けているのに、なぜ虫歯は繰り返しできるのでしょうか。 今回は、予防歯科認定医の資格を持つ僕が、皆さんの虫歯のお悩みを解決します。 僕は今まで多くの患者さんを治療してきましたが、虫歯が繰り返し再発する人には共通点があります。 それらの共通点を踏まえて、虫歯が繰り返し再発する人に向けての最適な予防方法を4つお話しします。 では早速行ってみましょう。

【目次】 ●虫歯が繰り返しできる人の共通点 ・歯を磨く時にかける時間
・歯磨きに使う道具 ●虫歯を繰り返さないための予防方法 ・①歯磨きの適正な時間を取る ・②補助的清掃器具を使用する ・③歯ブラシ後はフッ化物洗口液で1度だけゆすぐ ・④歯医者で正しい歯の磨き方を聞く ●まとめ:虫歯が繰り返しできる人へ




虫歯が繰り返しできる人の共通点

虫歯が繰り返しできる人の共通点は「歯を磨いているが、正しくは磨けていない」ということです。 「私は1日3回も歯を磨いているし、歯医者さんも3ヶ月に1回も通っていて、メンテナンスも欠かさず行っているのにどうして虫歯ができるんですか?」 この疑問、おっしゃる通りです。 患者さんからしたら、こんなに虫歯予防を頑張っているのに信じられないというお気持ちでしょう。 僕も初めは不思議でした。 ですが、いくつかの質問で真相が明らかになりました。

歯を磨く時にかける時間



虫歯が繰り返しできる患者さんへの質問をすると、次のような答えをいただくことが多いです。 Dr.勝「1回の歯ブラシの時間はどれくらいですか?」 患者さん「15秒から30秒かな」 まずここで1つの認識の違いがあります。 歯を磨く時にかける時間は5分以上を推奨します。
歯には頬の面、噛む面、舌側の面、歯と歯の間というものがあります。 15秒から30秒では全ての歯の面を綺麗に磨くことは不可能です。 つまり1日3回歯を磨いているのは一見素晴らしいことに聞こえますが、実際はしっかり磨く時間を確保できていないということです。

歯磨きに使う道具



そして僕はもう一つ質問しました。 Dr.勝「歯磨きの時に道具は何を使っていますか?」 患者さん「歯ブラシを使っていますね」 Dr.勝「それ以外に何か使っていますか?」 患者さん「使っていないです...」 これがダメなんです。 しかし、患者さんが悪いわけではなく、事実を知らないだけです。 事実というのは歯磨きが上手でしっかり時間をかけて歯を磨いても、汚れの除去率は60%程度ということです。
汚れが残っていれば当然虫歯のリスクも上がります。 お口の中の汚れをより多く落とすためには補助的な清掃器具が必要不可欠です。
補助的清掃器具とは歯間ブラシやフロスのことです。 これを使うことで初めてお口の中の汚れをしっかり落とすことができます。 ・歯磨きは5分以上する ・歯ブラシだけでなく補助的清掃器具も使用する この2つの認識が虫歯予防では大切です。

虫歯を繰り返さないための予防方法

虫歯を治療しても再発して繰り返しできる人にむけての具体的な予防方法は4つあります。 ①歯磨きの適正な時間を取る補助的清掃器具を使用する歯ブラシ後はフッ化物洗口液で1度だけゆすぐ歯医者で正しい歯の磨き方を聞く ではそれぞれを詳しく解説します。

①歯磨きの適正な時間を取る

虫歯を繰り返さないための予防方法1つ目は「
歯磨きの適正な時間を取る」ことです。 どんなに速く動くことに自信があっても最低3分、できれば5分以上は必要です。 歯には多くの面があり、1つ1つ丁寧に磨くことが大切です。 虫歯になりやすい人には、歯ブラシはB-20M、歯磨き粉はチェックアップがおすすめです。(写真1) cavity-repeat1.png
写真1

②補助的清掃器具を使用する

虫歯を繰り返さない予防方法2つ目は「
補助的清掃器具を使用する」ことです。
歯ブラシのみで全ての汚れを落とすのは不可能です。 歯間ブラシ、もしくはフロスを使用しましょう。
この補助的清掃器具には患者さんのお口の中の状態によって向き不向きがあります。 正しくは歯医者さんに相談して、最適な器具を使用することをお勧めします。 僕はLIONさんのウルトラフロスを使用しています。(写真2)
cavity-repeat2.png
写真2
これはフロスに柄がついているので、とても操作がしやすいです。

③歯ブラシ後はフッ化物洗口液で1度だけゆすぐ

虫歯を繰り返さない予防方法3つ目は「
歯ブラシ後はフッ化物洗口液で1度だけゆすぐ」ことです。 歯ブラシの後にさっぱりするためにぶくぶくうがいを沢山していませんか? 歯ブラシの後にゆすぐのは軽く1回にしてください。
うがいで何度もしっかりゆすいでしまうと歯磨き粉に含まれている有効成分が流れてしまいます。 虫歯予防を狙うのであれば更にLIONさんのフッ化ナトリウム洗口液がおすすめです。(写真3) cavity-repeat3.png
写真3

④歯医者で正しい歯の磨き方を聞く

虫歯を繰り返さない予防方法4つ目は「歯医者で正しい歯の磨き方を聞く」ことです。
皆さんのお口の中は千差万別です。 歯並びの状態や歯茎の状態によって磨き方は変わります。 また、先ほどもお伝えしたように補助的清掃器具も異なります。 正しく歯を磨くためには自分にあった道具の使用、正しい磨き方の理解が必要不可欠です。
是非歯医者に治療のために行くのではなく、歯の磨き方を教わりに行ってください。

まとめ:虫歯が繰り返しできる人へ

今回は虫歯を治療しても再発するなど繰り返しできる人に向けて、虫歯にならないための予防方法をお話ししました。 歯磨きもしていて、歯医者にも通っているのに虫歯になる人は ・歯磨きの時間が十分でない ・補助的清掃器具を使用していない この2点に当てはまる人です。 虫歯を再発させないためには
歯磨きの適正な時間を取る補助的清掃器具を使用する歯ブラシ後はフッ化物洗口液で1度だけゆすぐ歯医者で正しい歯の磨き方を聞く この4つをしていただくことで、虫歯を予防することができます。 皆さん、虫歯にならないように必ず行うようにしましょう。


浅賀歯科医院は各専門医が在籍する、国内最大規模の歯科医院です。
僕もインプラント専門医、歯周病の認定医の資格を持っています。 何か心配な点などありましたら、Instagramダイレクトメールでご相談お待ちしております。
ではまた次の記事でお会いしましょう! さよなら。


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理事長 浅賀 寛

www.asakaimplant.or.jp

当院では「よりよい歯科医療を、誰でも、いつでも、平等に」という理念のもと、虫歯の治療や矯正などの歯科一般、歯周病治療、失ってしまった歯を取り戻すインプラント、歯科ドックなどの予防歯科、そしてご自宅への訪問歯科などの治療を行っております。