歯が抜けたまま放置するとどうなる?放置することのリスクを徹底解説!
こんにちは。
浅賀歯科医院・院長の勝です。
今回は歯を失って放置すると訪れる不幸な未来3選についてお話ししたいと思います。
・歯を失ってしまった人
・抜かなくてはいけなくなってしまった人
放置は危険ですよ!という内容です。
歯が抜けたまま放置することのリスクを知っていますか?
また、「一本失ったくらいで、噛めるし全く問題ありません」と思っている方もいますよね?
それは危険な考えです。
その失った一本目の歯が今後どんどん歯を失っていく原因になります。
ここでその失った歯を放置するかしないかで今後の人生が大きく変わります。
歯を失ったらどうすれば良いのかもお話ししますので、最後までご覧ください。
では、歯がなくなるとどうなるのか、放置すると訪れる不幸な未来3選を紹介していきます。
【目次】
●歯が抜けたまま放置するとどうなる?
・①前後・噛み合う歯の移動が起こる
・②他の歯に負担がかかる
・③骨が失われる
●歯を失ったときの治療
●まとめ
歯が抜けたまま放置するとどうなる?
歯が抜けたまま放置することのリスクは3つあります。 ①前後・噛み合う歯の移動が起こる ②他の歯に負担がかかる ③骨が失われる ではそれぞれを説明していきます。①前後・噛み合う歯の移動が起こる
歯が抜けたまま放置することのリスク1つ目は「前後・噛み合う歯の移動が起こる」ということです。歯がないまま放置していると、前後の歯がその空いたスペースに移動してきてしまいます。
また移動したことにより隙間ができて汚れが溜まりやすくなってしまい、結果として「歯周病・虫歯」のリスクが上がってしまいます。
そしてさらに歯を失ってしまうことに繋がります。
②他の歯に負担がかかる
歯が抜けたまま放置することのリスク2つ目は「他の歯に負担がかかる」ということです。他の歯に負担がかかってしまうことで、残った他の歯の寿命が短くなってしまいます。
歯が一本ないということは他の歯と噛んでいないということです。
つまり、お口の中全体でいうと一本歯を失うということは噛み合う歯が機能していないので二本ないのと同じということです。
この二本の歯にかかるはずだった力はどこに行くのかというと、残された歯に行きます。
本来全ての歯で分散しておくはずだった力が足りない分、負担がかかってしまい残された歯の寿命は短くなってしまいます。
③骨が失われる
歯が抜けたまま放置することのリスク3つ目は「骨が失われる」ということです。実は歯を失うと歯を支えていた骨がどんどんなくなってしまいます。
最初は歯が埋まっていたくらいの幅の骨があったのに、時間が経つとどんどん薄くなります。
これは論文などでも発表されています。
この骨の吸収が厄介です。
歯が抜けた時の治療
歯が抜けたまま放置することのリスクを3つ紹介しましたが、歯が抜けたまま放置するととても大変な結果になってしまうということはご理解いただけたと思います。
要は一本の歯を失うことでドミノ倒しのようにどんどん歯を失ってしまう人がいます。
そうならないように大切なことをお話しします。
一本の大切な歯を失ってしまった時にはインプラント治療を選択してください。
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出典元:歯科素材.com
インプラントは歯を失った時に両隣の歯を傷つけることなく、また反対の歯と以前と同じように噛めるので歯をどんどん失っていくようなドミノ倒しに移行しなくなります。
僕は「もっと早くインプラントを選択しておけばよかった」という人をたくさん見てきました。
ただ、先ほど歯を失って放置すると訪れる不幸な未来3つ目でお話ししたように、インプラントは骨がないとできません。
骨がどんどん薄くなってしまうと複雑な手術に移行する可能性があります。
そのために、放置せずに歯を失う結果が分かったらすぐにインプラントを選択することをお勧めしています。
まとめ
皆さんいかがでしたか? 歯が抜けたまま放置することで ①前後・噛み合う歯の移動が起こる ②他の歯に負担がかかる ③骨が失われる このようなリスクがあります。 歯が抜けたまま放置するとどうなるのかよく分かったと思います。歯が抜けたまま放置することは本当に危険なことですので、歯医者に行きインプラント治療をするようにしましょう。
浅賀歯科医院は各専門医が在籍する、国内最大規模の歯科医院です。
ではまた次の記事でお会いしましょう!
さよなら。