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2024年1月12日


んにちは
浅賀歯科医院・院長の勝です。
今回は、虫歯は歯医者に行かないと治らないのか、また虫歯予防の3つのポイントについてお話しします。 自分は周りよりも虫歯になりやすい気がする、そんな人が虫歯になりにくくするためにどういった行動をしたら良いかわかりやすくまとめました。 是非最後までご覧ください。 では、虫歯は歯医者に行かないと治らないのかどうかと、虫歯予防について解説します。
【目次】 ●虫歯は歯医者に行かないと治らない? ●虫歯の仕組み ●虫歯の予防法 ・①糖分の摂取回数を控える ・②虫歯菌を減らす ・③フッ化物の応用 ●まとめ




虫歯は歯医者に行かないと治らない?

虫歯は初期の段階であれば治ることはありますが、他の病気とは異なり、人間の体が持っている自然に治す力で治ることはありません
従って、虫歯は歯医者に行かないと治りません。
虫歯になってしまうとその部分を削り、何かを詰めることによって治療します。 失った歯は二度と再生することはありません。 ですから虫歯にならないように予防することが大切です。

虫歯の仕組み

虫歯の仕組みを簡単に説明します。 お口の中に住んでいる虫歯菌などが糖分を養分にして、プラークというねばねばした物質を作ります。 プラークにはたくさんの細菌が住み着いています。 わずか1gの1000分の1の中に1億個以上の細菌が生息しています。 このたくさんいる菌の中に、虫歯菌や歯周病の原因となる菌がたくさんいます。 飲食をすると、その直後から虫歯菌が糖分により酸を作り出してプラーク中が酸性になります。 この時、歯の表面を溶かしてカルシウムやリンが奪われます。 この反応を
脱灰と言います。
しばらくすると、唾液の働きにより酸が中和されてカルシウムやリンが歯の表面に戻ってきます。 これを石灰化と言います。
cavity-natural-healing.png
画像1

出典元:イラストAC
飲食の度に、脱灰と再石灰化が繰り返され、脱灰が優勢となると再石灰化が追いつかなくなり虫歯へと進行します

虫歯の予防法

虫歯を予防するには3つポイントがあります。 ①
糖分の摂取回数を控える
虫歯菌を減らす
フッ化物の応用
それぞれお話ししていきたいと思います。

①糖分の摂取回数を控える

虫歯を予防するポイント1つ目は「
糖分の摂取回数を控える」ことです。 糖分を上手にコントロールすることで虫歯菌の養分となるものを少なくし、菌の繁殖を抑えることができます。 糖分の含まれる食べ物や飲み物を摂取する回数が少なければ、より虫歯になりにくくなります。 特に注意したいのは三度の食事以外に摂る間食の回数です。 間食は1日に1度まで、甘い飲み物はできる限り飲まないようにしましょう。 微糖・無糖のコーヒーにも糖分は含まれている為、コーヒーをよく飲む人は注意しましょう。

②虫歯菌を減らす

虫歯を予防するポイント2つ目は「
虫歯菌を減らす」ことです。 虫歯菌を減らすためにはブラッシングが最も重要です。
正しいブラッシングによって虫歯菌の住処となるプラークを取り除きます。 食べ物の食べかすがついたまま数時間経つと、歯の表面では虫歯菌が大量に繁殖します。 特に寝ている間は唾液の流れが弱いので、歯のエナメル質から溶け出したカルシウムやリンが補われず、危険な状態が長く続くことになります。 そこで歯磨きをするタイミングは食後・寝る前が良いと思います。 理想は朝昼夜の1日3回ですが、お忙しく時間がない人は1日1回、入念に歯磨きをする時間を取るようにしてください。 3回行っている人でも、3回とも適当に行ってしまうと歯を磨いている意味がなくなってしまいます。 歯ブラシがしっかり歯に当たっていることを確認しながら磨くことをお勧めします。

③フッ化物の応用

虫歯を予防するポイント3つ目は「
フッ化物の応用」です。 皆さん聞いたことはあると思いますが、フッ素のことです。 フッ素は歯の表面から取り込まれて、歯の結晶の一部になります。 フッ化物を含んだ歯は普通の歯よりも丈夫になります。 虫歯菌を出す酸に対してもより強くなり、虫歯になるのを防ぎます。 また、歯のエナメル質の周りにフッ化物があると、一度脱灰した部分の再石灰化を促進し、エナメル質の補修がしやすくなります。 最近の研究では、この再石灰化の促進力の方が虫歯予防の効果が高いと言われています。 歯医者さんで定期的に高濃度のフッ素を塗ってもらうようにしましょう。 また、フッ化物濃度の高い歯科医院で売っている歯磨き粉をお勧めします。
僕はチェックアップを使用しています。 興味がある方は調べてみてください。

まとめ

今回は虫歯は歯医者に行かないと治らないのかと、
虫歯の仕組み・虫歯予防のポイントを3つお話ししました。

歯は脱灰と再石灰化を繰り返しています。 このバランスが崩れて脱灰の時間が長くなってしまうと虫歯になります。 虫歯を予防するには3つのポイントがあります。 糖分の摂取回数を控える
虫歯菌を減らす
フッ化物の応用 皆さん、この3つのポイントに気をつけて虫歯の予防をしてくださいね。


浅賀歯科医院は各専門医が在籍する、国内最大規模の歯科医院です。
僕もインプラント専門医、歯周病の認定医の資格を持っています。 何か心配な点などありましたら、Instagramダイレクトメールでご相談お待ちしております。
ではまた次の記事でお会いしましょう! さよなら。


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浅賀歯科医院
理事長 浅賀 寛

www.asakaimplant.or.jp

当院では「よりよい歯科医療を、誰でも、いつでも、平等に」という理念のもと、虫歯の治療や矯正などの歯科一般、歯周病治療、失ってしまった歯を取り戻すインプラント、歯科ドックなどの予防歯科、そしてご自宅への訪問歯科などの治療を行っております。